「夜勤って、休憩以外はずっと動き回ってるんでしょ?」
たしかに忙しい日は、そんな日もあります。
でも実際は、ほんの数分だけ“空気が止まる時間”があります。
ナースコールも鳴っていない。
不穏対応もない。
点滴の更新やオムツ交換も終わった。
だけど、その時間を「暇」と感じたことは、正直ほとんどありません。
NSの世界であるあるなのが「暇」や「落ち着いている」の言葉を発すると急に忙しくなります。これ本当です。
私がというより一般的にNSやCWは時間が空いた時は何をしているか。下記にいくつかご紹介したいと思います。
・水分補給して腸を落ち着かせる
・朝の地獄に備えて記録整理
・不穏が来る前に巡視
・トイレに行ける時に行く
・ナースコールが鳴る前提で座る
・家族LINE確認
・仮眠できなくても目を閉じる
・他スタッフの空気を読む
“静かな時間ほど逆に怖い”感覚??
記録を見直したり、朝の修羅場に備えたり、トイレに行ったり、水を飲んだり。UC持ちの自分でなくても、空いた時間は今のうちに整えておく時間でもあります。しかし、不思議なことに、静かな夜ほど、逆に少し怖いのです。
嵐の前の静けさみたいで、完全には気を抜けません。
いやむしろ夜勤中に完全に気を抜く時間は正直ないのではないでしょうか?
この超緊張状態がUCの私には普通に人よりも負担がかかっている事は正直否めません。NC・SC・モニターアラーム・物音・時には摩訶不思議な足音などのモンスターがNSに襲いかかってきます。
まず最初にするのは、水分補給です。
たぶん普通の人が思っている以上に、夜勤は喉が渇きます。
走り回っているからだけじゃなく、ずっと気を張っている。
不穏、転倒、急変、ナースコール。
「次は何が来るか分からない」という状態が、地味に体力を削っていきます。しかも自分は自分の身体を自分で痛めつけるUC持ちです。
だから少し時間が空いた時は、「休む」というより、崩れないよう整える感覚に近いです。
次に記録や記録の見直しです。
夜勤は朝になるほど一気に忙しくなるので、今のうちにできることを少しでも進めておく。これだけで、朝の自分や夜勤の相方がかなり助かります。
逆に、静かな時間に油断すると後で詰みます。
それと意外かもしれませんが、トイレに行ける時に行く。
これかなり大事です。ナースコールって、不思議なくらい重なる時は重なる。「今なら行ける」と思った瞬間に動かないと、そのあと1時間行けないことも普通にあります。トイレのさじ加減はまさに経験以外ありません。
あとは、スタッフ同士で少しだけ話す時もあります。でも内容は、
「今日落ち着いてるね」「何か残っている仕事ありますか?」
みたいな会話が多いです。ちなみに夜勤で落ち着いているや暇ですね?などはNGワードです。なぜならばその直後に決まって忙しくなるから。
だから夜勤の“静かな時間”って、完全な休息ではないんですよね。
むしろ、「今のうちに整えておこう」という時間。
40代になってからは特に、それを強く感じます。無理して突っ走るより、崩れない方が大事。長距離を走るランナーの様なペース配分が重要ですかね。
夜勤を続けるって、体力だけではなく自分の扱い方も大事なんだと思っています。夜勤の前後は自分を十分に労わってあげましょう。自分を大切にできない人が他人を大切にできる訳ないのです。




