臨床実習への道 #戴帽式#ナイチンゲール誓詞#寛解期#食事

1年次の冬に基礎実習(病院の雰囲気になれるもの)を終え、2年次の頭からは、臨床実習の始まりです。そう、リハビリの時に痛い目にあった実習です。リハビリ学生の時は、準備が足りてなかった。というより何を準備していたのか。自分でもよく分かりませんでした。学校からは、自分達で考えて準備しろと。今、思えば滅茶苦茶です(笑)

 

看護学校は、実習に行くまでに○○をしなさいと準備すべきことがきちんと決まっていました。まず、疾患のレポート。例えば、消化器病棟に行くなら消化器の疾患について。あとは、洗髪・清拭・足浴・ベッドメーキング等の基礎看護技術の習得。それに加えてバイタルサイン測定の模擬練習。(今ではほとんどお目にかからない水銀血圧計の技術確認)上記を短い時間で詰め込みます。

 

これとは別に実習に臨む前に戴帽式があります。(今もあるかはわかりません。)戴帽式とはなにか知らない方も多いのではないでしょうか。私は、中村玉緒さんが主演の命の現場からという昼ドラでみたことがあるくらいでした。

 

戴帽式(たいぼうしき)は、看護学生が一定の学習を終えた段階で、ナースキャップを受け取る儀式のことです。伝統的に、看護師としての自覚を持ち、患者さんへの献身と責任を誓う場とされています。この儀式は、看護教育において象徴的なステップとされています。

 

戴帽式の意味と背景

  1. 象徴的な意味
    ナースキャップは純潔や献身を表し、看護師としての誇りと責任の象徴です。戴帽式は、学生が看護師としての道を歩み始める決意を固める機会となります。

  2. 歴史的背景
    ナイチンゲールの精神に基づき、近代看護教育の中で始まりました。特に戦後の日本では看護教育の中核として定着しました。

  3. 現在の状況
    ナースキャップが廃止された病院や施設が増えているため、戴帽式自体が簡略化または廃止される学校もあります。しかし、代わりに「灯火の儀式」などが行われ、看護師の責任と献身の誓いが重視されています。

戴帽式の流れ(一般的な例)

  1. ナースキャップの授与
    指導者や教員から学生にキャップが授与されます。

  2. ナイチンゲール誓詞の朗読
    学生がナイチンゲール誓詞を読み上げ、看護師としての誓いを立てます。

  3. 灯火の儀式
    ナイチンゲールが持ったランプにちなみ、キャンドルを灯して看護師としての献身を表します。

  4. 祝辞や記念品の授与
    教員や学校関係者からの祝辞があり、記念品が授与されることもあります。

 

なかなか覚えられず苦労したナイチンゲール誓詞。嫁さんに確認してもらい、次は学校の同級生、最後に教員。ずっとくちずさんで勉強や仕事に取り組んでましたね。ナイチンゲール誓詞を以下にご紹介させていただきます。

 

ナイチンゲール誓詞(Nightingale Pledge)は、看護師の道を志す人々がその職業倫理と責任を確認し、誓いを立てるための文章です。1893年アメリカでルート・リチャーズ博士によって作成され、フローレンス・ナイチンゲールの精神に基づいています。私の学校では戴帽式の時に下級生を前にクラス全員で朗読しました。

 

「私はここに、看護職に就く者としての誇りと責任を深く自覚し、全ての人の健康と幸福のために力を尽くすことを誓います。
私は患者一人ひとりの尊厳を守り、その信念や文化、価値観を尊重します。
私は科学的知識と人間的な思いやりをもってケアにあたり、どのような状況においても誠実であり続けます。
私は秘密を守り、チームの一員として他職種と協力し、患者にとって最善のケアを提供するために努力します。
私は看護の専門性を高め、社会の変化に対応しながら、看護師として成長し続けることを誓います。」

 

原本:

Nightingale Pledge (Original Text)

"I solemnly pledge myself before God and in the presence of this assembly to pass my life in purity and to practice my profession faithfully.
I will abstain from whatever is deleterious and mischievous, and will not take or knowingly administer any harmful drug.
I will do all in my power to maintain and elevate the standard of my profession, and will hold in confidence all personal matters committed to my keeping and all family affairs coming to my knowledge in the practice of my calling.
With loyalty will I endeavor to aid the physician in his work, and devote myself to the welfare of those committed to my care."

 

持病の潰瘍性大腸炎は大事な時と悟ったのでしょう。寛解期であり、便通も絶好調でした。私の場合は突然襲い掛かる腹痛とも対峙しなければならなかったので、実習でお腹が痛くならないように食生活には特に気を使っていました。主治医からは、特に制限しなくていいと指導されていましたが、自分が食べているものが、当然のことながら自分の身体を形成していますよね?私のお勧めしない食べ物TOP10 を紹介して終わりにしたいと思います。

  1. 脂っこい食べ物
    • 揚げ物、バターたっぷりの料理など。
  2. 辛いもの
    • 唐辛子やスパイシーな調味料。
  3. 高繊維の生野菜
  4. 炭酸飲料
    • 腸にガスを溜め、膨満感や痛みを引き起こすことがある。
  5. アルコール
    • 腸を刺激し炎症を悪化させる可能性がある。
  6. 乳製品(乳糖不耐症の場合)
    • 牛乳、アイスクリームなどは一部の人にとって症状を悪化させる。
  7. 加工食品
    • ハム、ソーセージ、スナック菓子など添加物が多いもの。
  8. ナッツや種
    • ピーナッツ、アーモンド、ひまわりの種などは消化しにくい。
  9. 硬い果物の皮
    • リンゴや桃の皮は腸への負担が大きい。
  10. カフェインを多く含む飲み物